（固有名詞の表記および所属大学は当時のままです）

第31回大会（1967年11月11，12日　早稲田大学）

• 阿部　照雄（中央大学）「マルクスの生産的労働論の生成について――その学説史的あとづけ――」
• 中野　徹三（札幌短期大学）「マルクスの教育思想と児童労働論との関係について」
• 堀江　忠男（早稲田大学）「『資本論』における弁証法」
• 和田　重司（大阪経済大学）「『国富論』の編別構成についての一論」
• 石川　興二（京都大学）「『第三の経済学』の学史的基礎」
• 多田　顕（千葉大学）「渋沢栄一・論語・定信」
• 川島　信義（西南学院大学）「ステュアートのおける流通必要量概念の形成について――ヒューム数量説批判をめぐる問題――」
• 馬場　啓之助（一橋大学）「ワルラスとマーシャル――方法論的比較――」
• 田中　敏弘（関西学院大学）「ヒューム『イギリス史』の一考察」
• 横山　正彦（東京大学）「ケネーにおける利潤範疇」

第32回大会（1968年11月９，10日　広島大学）

• 品川　清治（龍谷大学）「ルネサンス社会思想の機能と構造」
• 岩根　典夫（関西学院大学）「"Montchr春ien Traict・de l'oeconomie politique" 1615における対外商業政策論に関する一考察」
• 水田　洋（名古屋大学）「アダム・スミスの同感の概念をめぐって」
• 羽鳥　卓也（岡山大学）「マルサスの利潤論」
• 城座　和夫（東京都立大学）「賃銀生存費説の解体」
• 中村　広治（大分大学）「リカードウ＝マルサス間の資本蓄積論争――穀物法論争下における――」
• 井出口　一夫（福岡大学）「マーシャルの労働市場分析について――主として労働供給を中心に――」
• 有田　一郎（熊本大学）「ケインズ経済学と自由放任思想」
• 中村　志朗（名古屋学院大学）「現代経済成長理論の一考察――ケインジアン・アプローチの意義と限界――」
• 平田　清明（名古屋大学）「市民社会と資本主義――貨幣の資本への転化をめぐって――」

第33回大会（1969年11月８，９日　横浜市立磯子会館　開催校　横浜市立大学）

• 天羽　康夫（名古屋大学）「ファーガスンにおける二つの道徳――ファーガスンの市民社会像――」
• 舟橋　喜恵（同朋大学）「D. ヒュームの道徳哲学と政治理論」
• 大内　秀明（東北大学）「古典派の利潤率低下問題」
• 荒牧　正憲（九州大学）「J. S. ミルの資本蓄積論をめぐって」
• 多田　顕（千葉大学）「日本における近代的職業倫理の生成について――鈴木正三，心学を中心として――」
• 西川　潤（早稲田大学）「17世紀フランスの対外膨張思想――デュ・ノワイエ・ド・サンマルタンの王立社会構想――」
• 赤羽　裕（東京大学）「マルクスの”世界認識”の方法的基礎」
• 上野　格（成城大学）「ブレイとマルクス」
• 平田　清明「商品物神性論の意義について――歴史理論としての商品論の総括――」

第34回大会（1970年11月７，８日　熊本商科大学）

• 高木　彰（岡山大学）「再生産表式の形成過程について」
• 有田　一郎（熊本大学）「有効需要の学史的研究」
• 中村　賢一郎（明治大学）「シュルツ・インフレ論の検討」
• 玉野井　芳郎（東京大学）「シュンペーターの学説の現代的意義」
• 広田　明（名古屋大学）「サン−シモンとフランス革命」
• 佐藤　茂行（北海道大学）「プルードンの経済学体系の方法について」
• 畑　孝一（福島大学）「ヘスとマルクス」
• 山田　鋭夫（名古屋大学）「資本回転論の成立と意義――市民社会の再生産論的研究のために――」
• 吉澤　芳樹（専修大学）「リカードウの発展的社会像」
• 森　静朗（日本大学）「信用組合設立前後の論争」
• 杉原　四郎（甲南大学）「明治時代の経済雑誌」
• 林　治一（神戸大学）「『近代経済学生誕』の経済学史的意義」

第35回大会（1971年11月13，14日　明治学院大学）

共通論題　近代経済学100年の意義

• 保坂　直達（神戸商科大学）「マーシャルと経済学の歩み」
• 山下　博（同志社大学）「ワルラス一般均衡理論における資本蓄積の問題」
• 早坂　忠（東京大学）「ワルラス・マーシャル・ケインズと日本」

自由論題

• 大熊　信行（創価大学）「経済学における人間喪失」
• 芳賀　守（徳山大学）「チェインバレンとファーミン――その社会・経済思想について――」
• 野沢　敏治（名古屋大学）「アダム・スミス『道徳感情の理論』における『共感』の構造」
• 四野宮　三郎（高崎経済大学）「J. S. ミルと新古典派理論――ミルの国際価値論を中心として――」
• 多田　顕（千葉大学）「福沢諭吉の儒教批判論について」
• 森　静朗（日本大学）「賀川豊彦の信用組合観」

第36回大会（1972年11月11，12日　松山商科大学）

• 佐藤　金三郎（大阪市立大学）「『資本論』の原稿について」
• 岩根　典夫（関西学院大学）「プルードン相互主義の形成と展開」
• 大野　忠男（大阪大学）「シュムペーターと近代経済学」
• 今井　義夫（工学院大学）「ロバート・オウエンとロシアの思想家たち」
• 松浦　保（慶応義塾大学）「パレート『社会均衡概念』の再評価」
• 飯田　鼎（慶応義塾大学）「1905年のロシア革命と日本の社会主義者――ヨーロッパ労働運動の日本の社会主義への影響――」
• 松岡　利道（大阪市立大学）「ローザ・ルクセンブルクの『資本蓄積論』と帝国主義認識」
• 倉田　稔（日本社会事業大学）「ヒルファディング『金融資本論』成立史に関する一考察」
• 稲村　勲（立命館大学）「ウィアム・ペティの経済理論」
• 和田　重司（中央大学）「ステュアート政策論とスミス基礎理論」

　　　共通論題　リカードウ・シンポジウム

• 中村　広治（大分大学）「リカアドウ体系における価値論の意味」
• 千賀　重義（香川大学）「リカードウ資本蓄積論の再検討」
• 羽鳥　卓也（岡山大学）「リカードウ価値論と『社会の初期段階』」

• 司会　
• 玉野井　芳郎（東京大学）

• 討論者
• 真実　一男（大阪市立大学）
• 時永　淑（法政大学）
• 森　茂也（南山大学）
• 坂本　弥三郎（神戸学院大学）
• 溝川　喜一（京都大学）
• 豊倉　三子雄（関西学院大学）

第37回大会（1973年11月８，９日　福島大学）

• 桂木　健次（九州大学）「マルクスにおける本源的所有と＜ロシア・ミール＞論――ゴェールケの学説的整理について――」
• 望月　清司「『ドイツ・イデオロギー』における市民社会論――持分問題にふれて――」
• 安藤　金男（名古屋市立大学）「マルクスとワルラスにおける『社会的富』概念の相違について――」
• 松嶋　敦茂（滋賀大学）「V. パレートにおける経済学と社会学」
• 橋本　昭一（関西大学）「ヒルデブラントにおける『歴史的方法』」
• 津島　陽子（立命館大学）「現代フランスに於ける自主管理思想の本質――その形態と特徴――」

共通論題　帝国主義論

• 淡路　憲治（岡山大学）「マルクス主義の修正と帝国主義論――エンゲルスとベルンシュタイン――」
• 相田　慎一（大阪市立大学）「カウツキー帝国主義論の展開過程――植民政策論を中心にして――」
• 飯田　裕康（慶応義塾大学）「ヒルファディング帝国主義論における信用論の意義について――」

第38回大会（1974年11月８，９日　名古屋大学）

• 多田　顕（千葉大学）「山鹿素行の社会経済論」
• 篠崎　敏雄（愛媛大学）「ハロッドの経済動学の発展に関する一考察――基本方程式の発展について――」
• 伊坂　市助（関東学院大学）「スミス『国富論』における海運」
• 大熊　信行（創価大学）「資源配分の学説史的考察における方法の問題――城座和夫教授の場合――」
• 中村　至（名古屋学院大学）「ネオ・オーストリア学派の資本理論」
• 鈴木　亮（佐賀大学）「アダム・スミスにおける地代と土地所有」
• 四野宮　三郎（高崎経済大学）「ミル経済学における社会の進歩――Stationary State と Association の問題」
• 予定討論　永井　義雄（金沢大学）
• 渡辺　茂樹（一橋大学）「『社会契約論』の世界と近代市民社会」
• 予定討論　浅野　清（名古屋大学）
• 田中　正司（横浜市立大学）「市民社会理論の原型――フィルマー批判としての『政府論』の論理と構造――」
• 予定討論　星野　彰男（関東学院大学）

共通論題　レーニン・シンポジウム

• 司会　
• 水田　洋（名古屋大学）
• 問題提起　
• 田中　真晴（甲南大学）
• 服部　文男（東北大学）
• 松岡　保（関西大学）

共通論題　限界革命100年をめぐって

• 司会　
• 岡田　純一（早稲田大学） 　　　
• 菱山　泉（京都大学）

• 柏崎　利之輔（早稲田大学）「ワルラスの資本理論について」
• 井上　智（関西学院大学）「W. S. ジュヴォンズの化学方法論」
• 藤田　暁男（長崎大学）「マーシャル『経済学原理』における理論と現実」

• コメント　
• 早坂　忠（東京大学）
• 特別講演 フランコ・ヴェントゥーリ (Franco Venturi) 「スコットランド啓蒙とロシア」

第39回大会（1975年11月８，９日　慶応義塾大学）

• 大森　郁夫（早稲田大学）「アダム・スミスの『有効需要』概念とジェイムズ・ステュアート」
• 田村　秀夫（中央大学）「イギリス革命期のユートピア像」
• 多田　顕（千葉大学）「『時事新報』社説を通して見た福沢諭吉の経済思想」
• 高木　彰（岡山大学）「産業循環論の形成過程について」
• 玉野井　芳郎（東京大学）「アリストテレスにおける経済学の公準――アリストテレスの経済学史上の地位――」
• 斉藤　義介（成蹊高等学校）「ウェイクフィールド植民地論の基本性格」
• 安藤　金男（名古屋市立大学）「ケネー『経済表』の一解釈」
• 森　静朗（日本大学）「明治初期信用組合思想導入過程の一考察」
• 木原　行雄（東京経済大学）「国際価値論の系譜」
• 藤岡　孝四郎（大阪府立大学）「ウェーバーにおける個性と現実」
• 杉原　四郎（甲南大学）「河上肇のJ. S. ミル論」

第40回大会（1976年11月６，７日　九州大学）

• 森　静朗（日本大学）「西垣恒矩の信用組合思想」
• 高橋　真司（長崎造船大学）「沸波士著『主権論』をめぐって――明治初期における西欧思想受容の一局面――」
• 田口　卓郎左衛門（青雲学園）「マルクスの Gattungswesen 概念について」
• 白井　厚（慶応義塾大学）「トマス・ジェファスンの経済思想とアダム・スミス」

共通論題　アダム・スミス

• 小柳　公洋（北九州大学）「『国富論』における富裕と安全」
• 予定討論　飯塚　正朝（大阪市立大学）
• 星野　彰男（関東学院大学）「アダム・スミスにおける衡平の原理」
• 予定討論　田中　正司（横浜市立大学）
• 和田　重司（中央大学）「日本における市民社会論史をめぐって」
• 予定討論　浜林　正夫（東京教育大学）

シンポジウム　アダム・スミスとわれわれ

• 司会　
• 河野　健二（京都大学） 　　　
• 小林　昇（立教大学）
• 水田　洋（名古屋大学）「問題提起１　市民社会と小集団――民主主義の問題――」
• 玉野井　芳郎（東京大学）「問題提起２　アダム・スミス体系における country と market 」
• 特別講演 Samuel Hollander, The Wealth of Nations and Origins of Ricardo's New Theory of Profits.

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