学 会 刊 行 物

• まえがき

• 第1部　経済学史学会の50年
• はじめに
• 1　学会創立から確立にいたる時期：1950年代（昭和20年代後半〜30年代前半）
• 2　整備充実期：1960年代（昭和30年代後半〜40年代前半）
• 3　安定的発展期：1970年代〜80年代（昭和40年代後半〜平成元年）
• 4　多様化と改革の時期：1990年代（平成2年〜11年）
• むすびに代えて

• 第2部　資料
• I　会則（付　会則内規）
• 付録A　経済学史学会入会勧誘状
• 付録B　経済学史学会会則（1950年4月22日，創立総会制定）
• II　役員および事務局
• A.　幹事，監事，事務局等
• B.　名誉会員（2000年6月現在）
• C.　経済学史学会推薦日本学術会議会員
• III　会員数の変動
• IV　学会費と学会会計（1999年度会計報告）
• 学会費の推移
• 経済学史学会1999年度会計報告
• V　大会研究報告（大会期間中の特別講演・公開講演等を含む）
• VI　大会共通論題・フォーラム一覧
• A.　共通論題
• B.　フォーラム
• VII　大会開催校一覧
• VIII　国際会議，公開講演会等
• IV　外国人による特別講演
• X　学会刊行物
• A.　論文集
• B.　定期刊行物（現在刊行中のもの）
• C.　学会史
• D.　経済学古典の復刻
• E.　その他（廃刊となった定期刊行物等）
• XI　『年報』における特集・学会展望・研究動向等リスト
• A.　特集
• B.　学会展望，研究動向
• C.　論文
• XII　声明書・訴え・要望書
• XIII　国際学会派遣
• XIV　部会活動
• 1　北海道部会
• 2　東北部会
• 3　関東部会
• 4　関西部会
• 5　西南部会

• 人名索引

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• 丸善の新刊案内

Economic Thought and Modernization in Japan

Shiro Sugihara and Toshihiro Tanaka eds, in association with "The Japanese Society for the History of Economic Thought (JSHET) ", Economic Thought and Modernization in Japan, Edward Elgar Publishing, Hardback, 1998, 205pages. Price 49.95 Pounds.

This comprehensive book charts the development of economic thought in Japan and reveals how leading Japanese economists tried to understand and cope with significant economic and social problems in the process of modernization. It sheds new light on the nature and degree of intellectual modernization that accompanied Japan' impressive social and economic development during the last 150 years.

The book begins by tracing the development of several currents of economic thought during the Tokugawa period, which represented the intellectual prerequisites of modern economic growth in Japan. The authors go on to discuss the development in the Meiji era and the interwar preiod before focusing on the development of economic thought after 1945. They examine Marxian and non-Marxian approaches to economic development and political economy and relate this to the development of economic thought in Japan. They also assess the considerable influence of Adam Smith on the development of economic thought in Japan.

CONTENTS:

• Preface (Toshihiro Tanaka)
• Introduction: Modernization and the development of economic thought in Japan (Shiro Sugihara)
• Chapter 1: Trends in economic thought in the Tokugawa period (Masamichi Komuro)
• Chapter 2: Enlightenment and economic thought in Meiji Japan: Yukichi Fukuzawa and Ukichi Taguchi (Jiro Kumagai)
• Chapter 3: The Japanese social policy school: its formation and breakup (Takashi Fujii)
• Chapter 4: Two inquirers on the divide: Tokuzo Fukuda and Hajime Kawakami (Takutoshi Inoue and Kiichiro Yagi)
• Chapter 5: The debate on Japanese capitalism: the Koza faction and its perception of society (Takaho Ando)
• Chapter 6: General equilibrium theory and beyond: Yasuma Takata and Kei Shibata (Takashi Negishi)
• Chapter 7: Modernization and the studies of Adam Smith in Japan during and after World War II: Kazuo Okouchi, Zenya Takashima and Yoshihiko Uchida (Satoshi Niimura)
• Chapter 8: Economic development and economic thought after World War II: non-Marxian economists on development, trade and industry (Aiko Ikeo)
• Chapter 9: Economic development and economic thought after World War II: economic development and Marxian political economy (Toshio Yamada)
• General bibliography; Name index; Subject index

• 序（代表幹事　田中　敏弘）

• I　方法の問題
• 経済学史の方法（石井　信之）
• 方法論の歴史（馬渡　尚憲）
• 現代理論からみた経済学史（根岸　隆）

• II　啓蒙と経済学
• アダム・スミスの道徳哲学とスコットランド啓蒙（田中　正司）
• スコットランド啓蒙と経済学（田中　秀夫）
• フランス啓蒙思想とフランス「古典」経済学（安藤　隆穂）
• イタリア啓蒙と経済学（堀田　誠三）

• III　古典派経済学の形成
• ジェイムズ・ステュアート――現状と課題――（渡辺　邦博）
• ジェイムズ・ステュアート研究をめぐって（竹本　洋）
• ヒュームとスミスと古典派経済学の成立（和田　重司）
• アダム・スミス研究の現代的課題（新村　聡）

• IV　古典派経済学の展開
• マルサスとリカードウ――「一般的過剰」論争研究管見――（中村　廣治）
• スミスとリカードウとにおける価値・分配論（水田　健）
• リカードウとマルクス（千賀　重義）
• 穀物法論争と経済学（服部　正治）
• J. S. ミルの経済思想におけるアート（深貝　保則）
• 「通貨論争」後における貨幣・信用論の展開（金井　雄一）

• V　社会主義，歴史主義と経済学
• 功利主義と経済学（永井　義雄）
• プルードンとフランス社会主義（池上　修）
• シスモンディの経済学（中宮　光隆）
• ドイツ初期社会主義と経済学（植村　邦彦）
• グスタフ・シュモラーとドイツ歴史学派（田村　信一）
• アシュリーとイギリス歴史学派の諸相（西沢　保）
• ヴェブレンとアメリカの経済学（高　哲男）

• VI　マルクスとマルクス主義
• 初期マルクス（渋谷　正）
• 『資本論』形成史（内田　弘）
• マルクス価値論をめぐる論争（奥山　忠信）
• マルクス価値論――課題と展望――（竹永　進）
• 帝国主義論――マルクス以後の理論・思想史――（松岡　利道）
• マルクス経済学――経済学史研究との関連で――（飯田　裕康）
• 現代資本主義論（山田　鋭夫）
• マルクスと現存社会主義（山中　隆次）

• VII　近代経済学
• 功利主義と「近代経済学」（松嶋　敦茂）
• マーシャル（橋本　昭一）
• フランス近代経済学の形成――クルノー，エンジニア，ワルラス――（栗田　啓子）
• オーストリア学派（池田　幸弘・八木　紀一郎）
• 一般均衡論と計量経済学の展開（池尾　愛子）
• アメリカ新古典派経済学――J. B. クラークを中心に――（田中　敏弘）

• VIII　ケインズとケインジアン
• ケインズ経済学の形成過程（平井　俊顕）
• 古典派とポスト・ケインジアン（渡会　勝義）
• ケインズ経済学の現代への影響（根井　雅弘）

• IX　日本の経済思想と経済学
• 日本経済思想史研究――課題と展望――（井上　琢智）
• 江戸時代経済思想史研究への一視角（小室　正紀）
• 近代日本の市民生活と経済学――日本経済学史像の再構成のために――（松野尾　裕）

• 編集後記（荒牧　正憲）

• 序（浜林　正夫）

• 序章　経済学の日本的土壌――徳川期の経済思想・試論（河野　健二）

• 第一部　生成と発展
• 第1章　日本社会政策学会と経済学研究（飯田　鼎）
• 第2章　戦間期の経済思想――二つの論争――（長　幸男）
• 第3章　戦時期の経済学（早坂　忠）
• 第4章　戦後の近代経済学（伊東　光晴）
• 第5章　戦後のマルクス経済学（宮崎　犀一）

• 第二部　伝統と導入
• 第6章　明治以前の経済思想――近世経済思想研究史の問題――（逆井　孝仁）
• 第7章　明治以降終戦時までの経済学史研究
• （明治〜大正後期）（杉原　四郎）
• （大正後期〜終戦）（溝川　喜一）

• 序（代表幹事 水田　洋）

• 第I部 思想史的序説
• 1　イギリス道徳哲学の系譜（水田　洋）
• 2　スミスにおける有徳の人について（木崎　喜代治）
• 3　「スコットランド啓蒙」における「文明社会史」の成立（佐々木　武）
• 4　『道徳感情論』と『国富論』（田中　正司）

• 第II部　経済学史的序説
• 1　『国富論』と重商主義（浜林　正夫）
• 2　ジェームズ・ステュアート（和田　重司）
• 3　チュルゴ（津田　内匠）

• 第III部　『国富論』の分析
• 1　『国富論』における労働価値論の成立（藤塚　知義）
• 2　アダム・スミスの土地所有論（鈴木　亮）
• 3　『国富論』における生産的労働と蓄積ファンド（羽鳥　卓也）
• 4　アダム・スミスの信用論の展開とスコティッシュ・ナショナリズム（川島　信義）
• 5　『国富論』における原始蓄積の把握について（小林　昇）
• 6　『国富論』体系と国家認識（山崎　怜）

• 第IV部　『国富論』以後
• 1　初期マルクスとスミス（遊部　久蔵）
• 2　近代経済学とスミス（岡田　純一）
• 3　近代日本黎明期のスミス（杉原　四郎）

• 資料　
• 同時代の書評について（杉山　忠平）

• 英文レジュメ

• 序文（代表幹事　堀　経夫）

• 第１部　『資本論』の思想史的背景
• 1　イギリス
• リカード派社会主義者とマルクス（遊部　久蔵）
• J. S. ミルとアイルランド問題（高島　光郎）
• 2　フランス
• 経済学批判体系の形成とシモンドゥ・ドゥ・シスモンディ（吉原　泰助）
• プルードンとマルクス（森川　喜美雄）
• 3　ドイツ
• マルクスとヘーゲル（細見　英）
• ヘスとマルクス（山中　隆次）

• 第２部　『資本論』形成の諸問題
• 1　1840年代
• 『聖家族』の経済学的意義（服部　文男）
• 労働疎外論と唯物史観（重田　晃一）
• 2　1850年代
• 『経済学批判要綱』における「資本と労働の交換」について（高木　幸二郎）
• 50年代マルクスの市民社会論（平田　清明）
• 3　1860年代
• 「経済学批判」体系と『資本論』（佐藤　金三郎）
• 1866年１月-1867年９月（杉原　四郎）

• 第３部　『資本論』第１巻の反響
• はじめに （大塚　金之助・杉山　忠平）
• ドイツ （良知　力）
• ロシア （石川　郁男）
• イギリス （都築　忠七）
• フランス （津田　内匠）

• あとがき
• 編集委員（遊部　久蔵・杉原　四郎・平田　清明）
• 英文レジュメ

経済学古典の翻刻

• The Economic Writings of Sir William Petty, edited by C. H. Hull, 1899, 2 vols., (May 1955)
• James Steuart, An Inquiry into the Principles of Political Economy, 1767, 1st edition, 2 vols., (November 1957)
• Adam Smith, The Theory of Moral Sentiments, 1822 edition, (Works), with Account of the Life and Writings of Adam Smith, LL. D. by Dugald Stewart. (November 1959)

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