フランク・ナイト/ 桂木 隆夫、佐藤 方宣、太子堂 正称 訳『リスク、不確実性、利潤』筑摩書房、2021年7月

発売日
:2021年7月29日
判型・ページ数
:四六判 / 528頁
定価
:4,950円(税込)
ISBN
:978-4-480-86733-9

シカゴ学派の始祖として活躍し、20世紀の社会科学に大きな影響を与えた経済学者フランク・H・ナイト(1885‐1972)。自由主義と市場経済を擁護しつつ、自由放任を是とする新自由主義を批判した。本書でナイトは、「リスク」と「不確実性」を峻別し、現実の経済に存在する「不確実性」こそが企業経営における利潤の源泉であると説明する。示唆にあふれ、今なお味読に値する名著が新訳でよみがえる。充実した巻末索引も付載。

目次

第1部 序言(経済理論における利潤と不確実性の位置
利潤の理論―利潤との関係における変化とリスク)
第2部 完全競争(選択と交換の理論
共同生産と資本化
不確実性が存在しない場合の変化と進歩 ほか)
第3部 リスクと不確実性に因る不完全競争(リスクと不確実性の意味
不確実性に対処する構造と方法
企業と利潤 ほか)

版元の紹介ページ: https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480867339/