田上孝一編著『支配の政治理論』社会評論社,2018年12月

発売日
:2018年12月
判型・ページ数
:A5判並製・264ページ
定価
:本体5,500円+税
ISBN
:978-4-7845-1566-0

目次

第I部◆政治支配の思想史
 プラトンの支配論 ―魂への配慮としての政治
 マキァヴェッリの支配論 ―その近代性に関する若干の指摘
 スピノザの支配論 ―個人・社会・国家の安定化機能としての宗教
 アダム・スミスの支配論 ―支配を必要としない社会のしくみを描く
 J.S.ミルの支配論 ―政府の強制的介入を通じた幸福の最大化
 マルクスの支配論 ―生産力の制御とゲノッセンシャフト
 ニーチェの支配論 ―「力への意志」における支配概念の考察
 ベルクソンの支配論 ―社会的抵抗の目的と動機
 フランクフルト学派の支配論 ―<支配の理性>と<支配批判の理性>
第II部◆政治支配と現代
 リベラリズムと支配 ―ロールズのリベラリズムと非支配としての自由
 コミュニタリアニズムと支配 ―公・私・共の三領域とその緊張関係の擁護
 功利主義と支配 ―リバタリアン・パターナリズムの擁護論から
 グローバリゼーションと支配 ―植民地主義の悪性を題材として
 バイオテクノロジーと支配 ―フーコーの司牧権力の観点から
 支配の経済学 ―自由な経済学における二重の支配
 支配の社会学 ―ウェーバーの支配論
 支配の神学 ―無支配を目指す未来学

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