筒井 清忠 編『昭和史講義【戦後文化篇】上』牧野 邦昭 著「第5講 復興・成長の経済思想」ちくま新書、2022年7月

発売日
:2022年7月10日
判型・ページ数
:新書判 / 352頁
定価
:1,100円(税込)
ISBN
:978-4-480-07496-6

計7冊を刊行してきた『昭和史講義』シリーズの掉尾を飾る戦後文化篇。上巻では主に思想や運動、文芸を扱い、18人の第一線の研究者が多彩な文化を描き尽くす。

目次

はじめに筒井清忠

  1. 丸山眞男と橋川文三─昭和超国家主義論の転換 筒井清忠
  2. 鶴見俊輔─『思想の科学』と転向研究 黒川創
  3. 知識人と内閣調査室 岸俊光
  4. 福田恆存と保守思想 宇野重規
  5. 復興・成長の経済思想 牧野邦昭
  6. 戦後のベストセラー─読書ブームと名作ブーム 藤井淑禎
  7. 獅子文六と復興 牧村健一郎
  8. 石坂洋次郎─マルクス主義と民俗学の対立を生きる 三浦雅士
  9. 石原慎太郎と太陽族 難波功士
  10. 林房雄と三島由紀夫─日本「近代」への糺問者 富岡幸一郎
  11. 社会派ミステリー─ 松本清張・水上勉 藤井淑禎
  12. 時代小説の再興─ 五味康祐と柴田錬三郎 牧野悠
  13. 有吉佐和子─ 戦後女性作家の肖像宮内淳子
  14. 小林秀雄─ 日本の戦後文化の重石 新保祐司
  15. 大宅壮一と戦後マスコミ 阪本博志
  16. 岡本太郎の芸術 佐々木秀憲
  17. 沖縄文化 宮武実知子
  18. 勤労青年の教養文化 福間良明
  19. 全共闘運動─ 課題と遺産 山本昭宏
版元の紹介ページ: https://www.chikumashobo.co.jp/special/history_lecture/#showa