誕生から思春期、そして結婚まで。
自由で自立した人間を育てる、教育論の原点。全3巻
作品
フランス革命を導いた思想家ルソーが小説の形式で書いた教育論。エミールという架空の人物を設定し、みずからの思想を盛り込んで、一人の人間を「自然」という偉大な教師のもとで、自立した自由な人間に育てる方法を論じた。今も読み継がれる普遍的価値をもつ教育論の原点。全3巻。
内容
われわれのばあい、子どもが生まれたときから教育が始まる。子どもは生まれたときからすでに弟子である。家庭教師の弟子ではない。自然の弟子である。家庭教師は、この自然という大先生のもとで研究をし、大先生の心くばりに邪魔が入らないようにするだけだ。(本文より)
目次
凡例
訳者のおことわり
序文
第一編
第二編
第三編