福田進治・宮永崇史 編『原発・核燃と地域社会-弘前大学の核燃講義-』 北方新社、2024年12月
- 発売日
- :2024年12月20日
- 判型・ページ数
- :A5判/242頁
- 定価
- :1,760 円(税込)
- ISBN
- :978-4−89297-308-6
本書は2013年刊行の前著を大幅に改訂し、青森県の原子力開発を多面的に論じた内容です。弘前大学の講義を基に、講師陣や社会情勢の変化を反映し、近年の状況に対応した内容となっています。
原発・核燃をめぐる青森県の現状は混迷を深めていますが、多くの問題点も浮き彫りになっています。本書は読者に原発問題の複雑さを伝え、自ら考え、行動するきっかけとなることを目指しています。
目次
序 章 原発・核燃と青森県
第1章 原発と核燃料サイクルの概要
第2章 原子核・放射線・原子力の基礎知識
第3章 内部被曝と放射線科学の歴史
第4章 下北半島の地質環境
第5章 青森県の経済と核燃マネー
第6章 戦後政治と「原子力平和利用」の始まり
第7章 原子力政策と熟議民主主義の可能性
第8章 再生可能エネルギー市民事業の挑戦
終 章 福島第一原発事故と青森県の未来