井上 琢智 著『黎明期日本の社会科学者とキリスト教 ― 福田徳三と吉野作造【シリーズ福田徳三の世界8】』信山社、2026年1月

発売日
:2026年1月30日
判型・ページ数
:四六変 / 278頁
定価
:3,520円(税込)
ISBN
:9784797200386

福田徳三の広大な知的営為の全容を解明-待望のシリーズ、第8巻

わが国の社会科学の基礎を築いた福田徳三、その再生・復興をめざして第一線の執筆陣が、多方面にわたる福田の事績を明らかにし、その慧眼を蘇らせる。

第8巻は宗教を縦軸に、時代の変化を横軸に織りなす、求道者、福田の自己探究の旅。経済学者福田と政論家吉野作造、マルキシスト河上肇らによる、大正黎明期を牽引したオピニオン・リーダー達の宗教観を緻密に考究する。

目次

・はじめに

🔶第一章 「余はいかにしてキリスト信徒となりしか」

🔷第一節 福田徳三のキリスト教入信と信仰

 (1) 幼少期の福田徳三(一八七四―一九三〇)
 (2) ノックスの「インスピレーション」
 (3) 福田徳三・北村透谷「分担」訳「『インスピレーション』の説」
 (4) プリマス・ブレズレン(キリスト同信会)との出会い
 (5) 基督教青年会での活動と「英語の説教・講演」への出席
 (6) 『キリストにならいて』―「特徴と魅力」と福田の「読み」(一八九三年五月末以降年末頃まで)―

🔷第二節 福田徳三と仏教

 (1) 福田徳三と釈宗演
 (2) 釈宗演―禅とキリスト教―
 (3) 「参禅懐旧」(一九一〇年一一月三〇日、講演大要)

🔷第三節 宗教と経済学

 (1) 「トマソ・ダクィノの経済学説」
 (2) 「キリスト教と商業」(一九〇六年三月)
 (3) 「余剰価値の宗教」(一九〇八年七月)

🔶第二章 吉野作造と福田徳三―植村正久と海老名弾正

🔷第一節 吉野作造の入信と信仰
🔷第二節 福音主義論争―植村正久と海老名弾正 ―

🔶第三章 黎明会(一九一八年結成)前後の福田徳三と吉野作造

🔷第一節 設立状況と目的
🔷第二節 黎明会解散とその後

 (1) 国際連盟機関国際労働機関(ILO)
 (2) 『解放』と『改造』における福田徳三と吉野作造

🔷第三節 黎明会時代(一九一八年一二月二三日~一九二〇年四月)の時代認識―福田徳三と吉野作造 ―

 (1) 対英独観―福田徳三の場合―
 (2) 対英米観―福田徳三と姉崎正治―
 (3) 対独米観―吉野作造の場合―

🔶おわりに

(付録)福田徳三関連地図(一八七四―一八九〇)

・参考文献
・出典一覧

版元の紹介ページ: https://www.shinzansha.co.jp/book/b10158955.html