山田鋭夫『内田義彦の学問』藤原書店、2020年6月

発売日
:2020年6月10日
判型・ページ数
:A5判 384ページ
定価
:3,300円+税
ISBN
:9784865782738

目次

序 「生きる」を問う

第Ⅰ部 内田義彦の学問
 1 河上肇論――「科学」と「学問」のあいだ
 2 内田思想の原型――「市民的なもの」と「階級的なもの」のあいだ
 3 市民社会論――「交換的平等」と「人間的平等」のあいだ
 〈補〉内田義彦はどう受け継がれたか――経済学の場合

第Ⅱ部 断想・内田義彦
 ■探 る
小さな橋
一つのことを
柔軟な精神――内田義彦『形の発見』編集後記
世紀を超えて――『形の発見』改訂新版へのあとがき
経済学と人間
 ■問 う
内田義彦のおもしろさ
社会科学を「溶かす」こと
内田義彦の問い
「学問」ということ
内田義彦の思い
内田義彦は生きている――生誕百年によせて
今なぜ、内田義彦か
 ■読 む
『経済学の生誕』
『資本論の世界』
『作品としての社会科学』
『読書と社会科学』

第Ⅲ部 内田義彦への招待
1 内田義彦主要作品案内
『経済学の生誕』(未來社、1953年)
『資本論の世界』(岩波新書、1966年)
『日本資本主義の思想像』(岩波書店、1967年)
『社会認識の歩み』(岩波新書、1971年)
『学問への散策』(岩波書店、1974年)
『作品としての社会科学』(岩波書店、1981年)
『読書と社会科学』(岩波新書、1985年)

2 内田義彦名言選
 ■科学を考える
科学の眼 人間の眼
科学的方法の意味と限度
科学と人間の相剋
学問と芸術の共働
 ■言葉を考える
日常語と学術語
何のために専門語を使うのか
社会科学と日本語
 ■分業を考える
社会的分業ということ
分業における人間のあり方
分業の場としての私

結にかえて――分業社会をどう生きるか

第Ⅳ部 内田義彦論 文献目録

あとがき
初出一覧

版元の紹介ページ: http://www.fujiwara-shoten-store.jp/SHOP/9784865782738.html?_ga=2.114134660.2042369384.1590644670-797470509.1590644670