柳田芳伸、姫野順一 編『知的源泉としてのマルサス人口論』昭和堂、2019年7月

発売日
:2019年7月10日
判型・ページ数
:A5・320ページ
定価
:本体3,600円(税別)
ISBN
:9784812218297

目次

■第Ⅰ部 一九世紀前半のマルサス救貧法論の展開

第1章 マルサスにおける家族と救貧法
     (柳沢哲哉)
第2章 救貧法改革におけるウェイランドとマルサス
     (田中育久男)
第3章 大飢饉下におけるアイルランド救貧法論争―スクロウプ、シーニア、ミル
     (森下宏美)

■第Ⅱ部 マルサス・ダーウィン・ダーウィニズム

第4章 奴隷貿易・奴隷制廃止の政治経済学―マルサスと西インド奴隷人口問題
     (伊藤栄晃)
第5章 ダーウィン主義者の土地社会主義論―ウォーレスの場合
     (柳田芳伸)
第6章 自然史/文明史と進化理論―初期スペンサー、ダーウィン、ハクスリー
     (藤田祐)
第7章 19~20世紀転換期イングランドにおける都市人口「退化」への懸念とマルサスの『人口論』
     ―ミース伯爵、『クラリオン』、『マルサシアン』を中心に(光永雅明)
第8章 19世紀末における貧困観の遷回と「人口論」の変容―社会進化論の影響のなかで
     (姫野順一)
第9章 20世紀転換期から戦間期における「帝国」の拡張と社会進化論―人口法則をめぐって
     (姫野順一)
第10章 カウツキーとマルサス人口法則―ダーウィンおよびマルクスとの関連から
     (石井 穣)
第11章 マルサス人口論と農業問題―計量経済学のアメリカ農業経済学における起源
     (山﨑好裕)

編者あとがき
索引

版元の紹介ページ: http://www.showado-kyoto.jp/book/b452303.html