橋本努 著『消費ミニマリズムの倫理と脱資本主義の精神』ちくま書房、2021年6月

発売日
:2021年6月15日
判型・ページ数
:四六判 / 368頁
定価
:1,980円(税込)
ISBN
:978-4-480-01731-4

いくらモノを買っても幸福感は訪れず、世界各地で経済格差が広がり、環境危機が深刻化する―。資本主義社会が直面するこれらの問題を乗り越えるには何が必要か?身の回りのモノを捨て、最小限のモノで暮らすミニマリズムには、資本主義の支配力に抗して新たな文化を生み出す「脱資本主義の精神」に通じる回路があるという。今も圧倒的な支配力をもつ資本主義の「魔法」から抜け出すべく、「消費ミニマリズム」を多角的に検証し、その可能性を論じた画期的な思想書である。

この本の目次

第1章 消費ミニマリズムの流行とその背景
第2章 消費社会とその批判
第3章 正統と逸脱の脱消費論
第4章 ミニマリズムの類型分析
第5章 ミニマリズムの倫理
第6章 ミニマリズムと禅
第7章 資本主義の超克

 

版元の紹介ページ: https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480017314/