本年度のYSS(Young Scholars Seminar若手研究者育成プログラム)の詳細が決定しましたのでお知らせいたします。

17回目となります本年度は「経済学史と現代社会をつなぐ」をテーマに、板井広明会員、斉藤尚会員、 斎藤幸平会員のお三方にご講演いただくことになりました。
Zoomを用いてのオンライン開催となります。詳細は下記のプログラムをご覧ください。

事前準備の関係上、ご参加いただけるみなさまは、お手数ですが下記のフォームから事前登録をお願いいたします。

申し込みフォーム

事前登録の締め切りは825日(水)とさせていただきます。

若手ではなくても、あるいは部分的な参加しかできない場合であっても、大歓迎ですので、どうぞ万障お繰り合わせの上ご参加ください。


2021年度 第17回 経済学史学会主催 若手研究者育成プログラム
JSHET Young Scholars Seminar 2021 

テーマ:経済学史と現代社会をつなぐ
日時:2021年9月10日(金)13:30-17:40
会場:オンライン開催 

プログラム(※報告各30分、質疑応答20分、全体討論40分) 

13:15-13:30  開場
13:30-14:00  開会のあいさつ・参加者自己紹介
14:00-14:30  講師1:板井広明氏(専修大学経済学部)
14:30-14:50  質疑応答
14:50-15:20  講師2:斉藤尚氏(北海道大学大学院経済学研究院)
15:20-15:40  質疑応答
15:40-16:00  休憩 
16:00-16:30  講師3:斎藤幸平氏(大阪市立大学経済学部) 
16:30-16:50  質疑応答 
16:50-17:30  全体討論 
17:30-17:40  閉会のあいさつ 
(※18:00-20:00 オンライン懇親会) 

趣意説明 

大学教育だけでなく、高校生や一般人に向けた出張講義や公開講座の機会も増えつつある一方、思想・歴史への社会的関心が薄まるなかで、経済学史の意義や魅力をどのように伝えるかは経済学史研究者にとって大きな課題である。また、経済学や他分野の同僚研究者に経済学史研究の意義や視座を広く理解してもらうことは、大学教育における経済学史や広く思想史研究の長期的な展望を考えるうえでも重要であるだろう。上記のことがらはこれから大学でのポスト獲得を目指し、研究・教育に携わる若手研究者にとっていっそう切実な課題といえる。 

この課題を考えるひとつの手掛かりとして、本セミナーでは、「経済学史と現代社会をつなぐ」をテーマに、経済学史研究を一つの研究の足場としながらも、現代社会が直面するアクチュアルな問題と意識的に切り結びながら広く研究成果を発表している3名の研究者をお招きし、現代における経済学史研究の意義と可能性について考えてみたい。具体的には、学史研究と現代とをどのような形で接続させているのか、またそこにどのような問題意識があるのか、さらにそのような視点を持つことの研究および教育上の意義についてお話いただき、若手研究者に現在取り組んでいる研究がもつポテンシャルをより多角的に考えてもらうための機会としたい。とくに就職前の若手にとって、現代社会に広く開かれた研究のあり方を考えていくことは、今後のポスト獲得や科研費等の外部資金の獲得、大学教育の現場においても重要な意味をもつと考える。 

備考

  • 若手向けセミナーと銘打っておりますが、時代の変化を知るためにも、年長の研究者が本テーマにどのように向き合ってこられたかの知見もまた重要であることはいうまでもありません。世代を超えた知恵の共有を実現するためにも、若手以外の会員のご参加も心より歓迎いたします。 
  • セミナー終了後には懇親会を予定しています。冷蔵庫からお好きな飲み物・食べ物をお持ちになり、会議室にお戻りください。

担当(学会企画交流委員):石田教子(日本大学),桑田学(福山市立大学),佐藤空(東洋大学),原谷直樹(群馬県立女子大学),南森茂太(長崎大学)
お問い合わせ:桑田学(福山市立大学) m-kuwata[at]fcu.ac.jp